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ビオメディコ大学(UCBM)の入試とは?試験科目・問題数・出題範囲・対策方法を解説
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UCBM|EXAM INFORMATION
ビオメディコ大学(Università Campus Bio-Medico di Roma)は、ローマにある私立大学です。医学部英語コースの入試は、生物・化学・物理の3科目のみで構成されるという、イタリア医学部入試のなかでも特に珍しい形式です。論理問題も数学も出題されません。
この記事で分かること
本記事の信頼性

mirunote共同代表・個別指導塾長。当サイトでは、イタリア医学部入試の情報や点数の上げ方・ノウハウを発信しています。プロフィールはこちら。
ビオメディコ大学の医学部英語コースには、「Medicine and Surgery」と「Medicine and Surgery – MedTech」という2つのプログラムがあります。どちらも講義はすべて英語です。
この大学の入試を特徴づけているのは、出題が生物・化学・物理の3科目に限定されていることです。IMATやカトリック大学のような論理的推論の問題も、数学の問題もありません。
これは、理科が得意な受験生にとっては大きな追い風になります。逆にいえば、理科3科目のどこかに穴があると、逃げ場がない試験でもあります。
この記事では、ビオメディコ大学の入試がどのような試験なのか、試験科目・問題数・配点・出題範囲、そして対策方法までを、大学公式の募集要項に基づいて解説します。
ビオメディコ大学とはどんな大学か
ビオメディコ大学(Università Campus Bio-Medico di Roma、通称UCBM)は、ローマにある私立大学です。医療系に特化した大学で、併設の大学病院とともに教育・臨床・研究を行っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大学名 | Università Campus Bio-Medico di Roma(UCBM) |
| 所在地 | ローマ |
| 英語コース | Medicine and Surgery / Medicine and Surgery – MedTech |
| 講義言語 | 英語 |
| 問題数・試験時間 | 60問・100分 |
| 出題科目 | 生物・化学・物理 |
| 選択肢 | 5択 |
| 満点 | 60点 |
| 面接 | なし |
MedTechコースについて
MedTechは、医学に工学・技術の要素を組み合わせたプログラムです。通常の医学科とは学ぶ内容が異なりますが、入試の試験内容と出題範囲は完全に同一です。
同じ日の同じ試験を受け、その点数で2つの順位表それぞれに並びます。両方を志望する場合は、それぞれに出願手続きと出願料が必要です。
つまり、1回の受験で2つの合格チャンスを得られる仕組みになっています。
B2の英語証明が必要です
入学にあたっては、CEFR B2相当の英語能力証明の提出が求められます。証明がない状態でも受験自体は可能ですが、期限までに提出できなければ入学できません。
ただし、高校または大学の教育を1学年以上すべて英語で受けている場合は、証明の提出が免除されます。
UCBM入試の試験形式・問題数
入試はすべて英語で実施され、合計60問・100分です。
| 試験科目 | 問題数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| Biology(生物) | 20問 | 約33% |
| Chemistry(化学) | 20問 | 約33% |
| Physics(物理) | 20問 | 約33% |
| 合計 | 60問 | 100% |
3科目が完全に均等な配分です。論理的推論、数学、一般教養、英文読解のセクションはありません。
選択肢は5つです
1問につき5つの選択肢から1つを選びます。IMATと同じ5択ですが、4択の試験に慣れている場合は消去法の負担が増える点に注意してください。
科目ごとの制限時間はありません
60問を100分でどう配分するかは、受験生の判断に委ねられます。1問あたりの目安は約1分40秒です。
得意科目から解く、計算に時間のかかる問題を後回しにするといった戦略が有効に働きます。
EU枠とNon-EU枠で受験方法が異なります
試験の内容と時間は同じですが、実施方法が異なります。
| 項目 | EU枠・イタリア在住者 | Non-EU枠(イタリア国外在住) |
|---|---|---|
| 受験方法 | ローマの会場での対面受験 | オンライン受験(遠隔監督あり) |
| 試験内容 | 60問100分(生物20・化学20・物理20) | 同一 |
| 試験日 | Non-EU枠より後の日程 | EU枠より早い日程 |
※ 具体的な試験日・定員は年度ごとに異なります。必ず大学公式サイトの最新の募集要項をご確認ください。
配点と合格基準
| 項目 | 配点 |
|---|---|
| 正答 | +1点 |
| 誤答 | −0.2点 |
| 未解答 | 0点 |
| 満点 | 60点 |
最低基準点は12点です
EU枠の募集要項では、60点満点中12点以上を獲得した受験生のみが合格判定の対象(eligible)となり、それ未満は順位表に掲載されないと定められています。
ただしこれは最低ラインにすぎません。実際の合否は、定員数に対する順位で決まります。
減点が軽く、消去法が有利に働きます
UCBMの誤答の減点は−0.2点で、イタリア医学部入試のなかでは軽い部類です。
5択問題を完全にランダムに選んだ場合、期待値はちょうど0になります(5回に1回正解して+1点、4回外して−0.8点)。つまり選択肢を1つでも消去できるなら、解答したほうが期待値は高くなります。
IMATのように「2択まで絞れなければ空欄」という判断は、この試験では不要です。空欄を残すより、消去法で絞り込んで解答するほうが有利になります。
同点だった場合の順位
同点の場合は、生物の得点が高い受験生が上位となります。次いで化学の得点が参照され、最後は年少者が優先されます。
UCBM入試の出題範囲
ビオメディコ大学の出題範囲は、募集要項に添付されたシラバス(Annex C)として公開されています。EU枠・Non-EU枠のどちらも内容は同一です。
公式シラバスの前文では、「求められる知識と技能は、イタリアの高校教育課程に沿って教育機関が提供するものである」と示されています。つまり高校卒業程度の理科3科目が、そのまま出題範囲となります。
| 試験科目 | 主な出題分野 |
|---|---|
| 生物 | 生体化学と弱い相互作用、生体分子と酵素、細胞(細胞説・原核細胞と真核細胞・ウイルス)、細胞膜と物質輸送、細胞小器官、細胞周期と分裂、バイオエネルギクス(ATP・光合成・解糖系・好気呼吸・発酵)、生殖と遺伝、メンデル遺伝、古典遺伝学、分子遺伝学、ヒト遺伝学、バイオテクノロジー、突然変異と進化、動物およびヒトの解剖生理、恒常性 |
| 化学 | 物質の構成と状態、理想気体の法則、原子構造と同位体、周期表と周期的性質、化学結合と電気陰性度、無機化合物の命名と性質、化学量論とモル計算、溶液と濃度、水溶液中の平衡、反応速度と触媒、酸化還元、酸と塩基とpH・加水分解・緩衝溶液、有機化学の基礎(炭化水素・異性・官能基) |
| 物理 | 測定(単位系・次元・接頭語)、運動学(等速直線運動・等加速度運動・等速円運動・単振動)、力学(ベクトル・力とモーメント・運動の3法則・仕事とエネルギー・運動量)、流体力学(圧力・アルキメデス・パスカル・ステヴィン)、熱学と熱力学(比熱・状態変化・理想気体・熱力学第1第2法則)、電磁気(クーロンの法則・電場と電位・コンデンサー・オームの法則・抵抗・ジュール熱・電磁誘導) |
※ 上記は要点をまとめたものです。公式シラバスの全項目は、ビオメディコ大学模試とは?試験科目・出題範囲・出題基準も解説で分野別の表にまとめています。
数学は出題されません
公式シラバスの前文には数学(Mathematics)への言及がありますが、Annex Cに数学の項目一覧は掲載されておらず、筆記試験にも数学の問題は含まれていません。
なお、募集要項の同点判定の記述には数学の得点への言及が残っていますが、実際の出題構成(生物20・化学20・物理20)と整合しない記載であり、過去の形式の記述が残っているものと考えられます。
※ 大学公式サイトの一般的な案内ページには、試験科目として数学を含む記述や、論理問題が重要である旨の記述が残っている場合があります。これは最新の募集要項と矛盾する古い情報ですので、必ずその年の募集要項本文をご確認ください。
出願から結果発表までの流れ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ① 出願登録 | 大学の出願プラットフォームから登録します。医学科とMedTechの両方を志望する場合は、それぞれに出願と出願料が必要です。 |
| ② シミュレーターの利用 | 出願登録を済ませると、大学公式の入試シミュレーターが利用できるようになります。 |
| ③ 受験者リストの公表 | 筆記試験を受験できる候補者のリストが大学サイトで公表されます。 |
| ④ 受験 | EU枠はローマの会場で対面受験、Non-EU枠はオンラインで受験します。 |
| ⑤ 暫定順位表の公表 | プログラムごとに暫定の順位表が公表されます。 |
| ⑥ 入学手続き | 順位に従って入学手続きを行います。 |
| ⑦ 英語証明の提出 | 受験時に未提出の場合、期限までにB2相当の証明を提出します。 |
公式シミュレーターは出願後に利用できます
ビオメディコ大学は、出願登録を済ませた受験生に対して公式の入試シミュレーターを提供しています。試験後には、正答・誤答・未解答の内訳や、他の受験生との比較も確認できます。
ただし、これは出願手続きを済ませた後にしか使えません。出願するかどうかを判断する段階では利用できない点に注意してください。
過去問は公開されていません
年度ごとの過去問は公開されていません。大学は「入試対策の講座を主催・推奨しておらず、有用な情報は募集要項に記載されたもののみである」という立場を示しています。
入学後にOFAテストがあります
入学手続き後、授業開始前に別途テストが実施されます。科目ごとの正答率が基準に満たない場合、追加学習義務(OFA)が課され、補講の受講が必要になります。
UCBM入試の対策方法
① 3科目を均等に仕上げる
生物・化学・物理が20問ずつという完全に均等な配分のため、1科目でも仕上がりが甘いと、その20問がそのまま失点になります。
得意科目をさらに伸ばすより、苦手科目を平均水準まで引き上げるほうが、総得点への貢献は大きくなります。
② 物理を軽視しない
日本の受験生に多いのが、物理を後回しにしてしまうパターンです。IMATでは物理・数学あわせて13問ですが、UCBMでは物理だけで20問が出題されます。
力学・熱・電磁気に加えて、流体(アルキメデス・パスカル・ステヴィン)まで出題範囲に含まれます。
③ 化学は計算の速さを鍛える
化学20問には、化学量論、濃度計算、pH、酸化還元といった計算問題が相当数含まれます。解法を思い出す段階ではなく、手が自動的に動く段階まで反復してください。
④ 消去法を積極的に使う
減点が−0.2点と軽いため、空欄を残すのは基本的に損です。5択のうち1つでも明確に誤りだと分かる選択肢があれば、解答したほうが期待値は上がります。
「分からないから飛ばす」のではなく、「分かるところまで絞って解答する」練習をしておいてください。
⑤ 出願前に本番形式の演習機会を確保する
UCBMは過去問が非公開で、公式シミュレーターも出願後にしか使えません。つまり出願を判断する段階では、本番形式で力を測る手段がほとんどないのが実情です。
出願前の段階で本番と同じ形式の演習を積めるかどうかが、対策の質を大きく左右します。
よくある質問
出ません。2026/2027年度の募集要項では、生物20問・化学20問・物理20問の合計60問と定められており、論理的推論のセクションはありません。
なお大学公式サイトの一般的な案内ページには論理問題に言及した古い記述が残っている場合がありますが、募集要項の記載が正式なものです。
出題されません。公式シラバスの前文には数学への言及がありますが、項目一覧は掲載されておらず、試験にも数学の問題は含まれていません。
違いません。医学科とMedTechは同じ試験を受け、同じ点数でそれぞれの順位表に並びます。
違うのはプログラムの内容と定員数であり、試験内容・出題範囲は完全に同一です。
できます。ただしそれぞれに出願手続きと出願料が必要です。
1回の受験で2つの順位表に載るため、合格の可能性を広げられます。
絶対的な合格点はありません。定員に対する順位で決まります。
募集要項では60点満点中12点以上が順位表に掲載される最低条件とされていますが、これは足切りラインであり、実際に入学できる点数はこれよりはるかに高くなります。
公開されていません。出願登録後に大学公式のシミュレーターが利用できるようになりますが、出願前には使えません。
UCBM入試を本番形式で体験する
過去問が非公開で、公式シミュレーターも出願後にしか使えないUCBMの入試では、出願前の段階で本番と同じ形式の演習を積めるかどうかが重要になります。
mirunoteでは、公式シラバス(Annex C)と出題傾向をもとに、受験科目・問題数・配点・試験時間を本番と同一に揃えたビオメディコ大学模試を実施しています。
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この入試を実施しているのは、ローマのビオメディコ大学です。通常の医学科と、医工融合のMedTechコースの2つがあり、同じ試験で選抜されます。
教育内容、カリキュラム、学費、生活費、都市の情報、卒業後の進路は、大学完全ガイドにまとめています。
次のステップ:UCBM入試の対策方法を確認する
UCBM入試がどのような試験かを理解できたら、次は「どう合格するか」です。ビオメディコ大学の入試で求められる能力を分解し、科目別の勉強法と本番までの学習スケジュールを解説しています。
