イタリア医学部入試対策
オンライン個別指導・留学サポート

無料個別説明会
MENU

MIRUNOTE GUIDE

カトリック大学模試とは?試験科目・出題範囲・出題基準も解説

このページの内容
  1. カトリック大学模試とは?
  2. カトリック大学模試の試験科目・問題数・試験時間
  3. カトリック大学模試の配点・採点方式
  4. カトリック大学模試の出題範囲
  5. 倫理・宗教文化(Ethical-Religious Culture)の対策
  6. カトリック大学模試の出題基準
  7. カトリック大学模試を受ける意味
  8. カトリック大学模試の申込方法
  9. さいごに
  10. あわせて読みたい

UNICATT MOCK EXAM|GUIDE

カトリック大学(Università Cattolica del Sacro Cuore)医学部入試を想定した模擬試験です。試験形式・問題数・配点・出題範囲は、大学公式の2026/2027年度募集要項(ローマ校 Admission Guidelines/ボルツァーノ校 D.R.2064)およびAnnex Aに基づいています。

この記事で分かること

本記事の信頼性

mirunote個別指導講師

mirunote共同代表・個別指導塾長。当サイトでは、mirunoteが実施するmirunote模試やイタリア医学部入試での点数の上げ方・ノウハウを発信しています。プロフィールはこちら。

カトリック大学模試とは、カトリック大学(Università Cattolica del Sacro Cuore)医学部の英語コース入試を想定した模擬試験です。ローマ校(Gemelli)・ボルツァーノ校の両方に対応しています。

カトリック大学の入試は、65分で65問という非常にタイトな時間設定に加えて、論理的推論、生物、化学、物理、数学、一般教養、そして倫理・宗教文化という、7つもの分野から出題されるのが最大の特徴です。

とくに倫理・宗教文化(Ethical-Religious Culture)は、他のイタリア医学部入試にはほとんど見られない独自の出題分野です。何をどこまで勉強すればよいのか分からず、対策が後回しになりがちな分野でもあります。

また、大学公式の問題データベースやシミュレーターは出願手続きを済ませた受験生のみが利用でき、年度ごとの過去問そのものは公開されていません。

そこで、mirunoteでは、公式シラバス(Annex A)と出題傾向をもとに、受験科目・問題数・配点・試験時間を本番と同一に揃えた「カトリック大学模試」を実施しています。

この記事では、カトリック大学模試の試験科目、問題数、配点、科目別の出題範囲、そしてmirunoteが問題を作成する際の出題基準についてまとめました。

※ カトリック大学模試は実施回数が限られています。お早めにお申し込みください。

カトリック大学模試とは?

カトリック大学模試は、カトリック大学ローマ校に上位合格したmirunote個別指導塾長を中心に、公式シラバス・出題傾向・これまでの指導経験をもとに作成したオンライン模試です。

受験科目・問題数・試験時間・配点は、いずれも実際の入試と同一に設定しています。ローマ校・ボルツァーノ校のどちらを志望する場合でも、同じ形式で本番の演習ができます。

出題は、本番で問われやすい頻出テーマ・重要問題を中心に構成しています。7分野すべてについて、「合格するために必要な基礎知識と解法パターンが身についているか」を測る指標として使えるように、問題を作成・選定しています。

また、カトリック大学模試は復習ツールとしても活用できます。受験後には日本語の解答解説と、分野別・科目別の正答率を踏まえた個別アドバイスを含む個人成績表をお渡しします。

カトリック大学模試の試験科目・問題数・試験時間

カトリック大学模試は、実際の入試と同じく7分野・合計65問で構成されます。試験時間は65分です。

試験科目問題数
Logical Reasoning(論理的推論)20問
Biology(生物)18問
Chemistry(化学)12問
Physics and Mathematics(物理・数学)8問
General Knowledge(一般教養)2問
Ethical-Religious Culture(倫理・宗教文化)5問
合計65問

※ 1問につき5つの選択肢から1つを選ぶ形式です。上記は公式募集要項の記載に基づく表記です。なお、同じ公式資料のOFA(追加学習義務)の基準では、Physics 4問・Mathematics 4問として扱われています。

試験時間と時間配分

項目内容
試験時間65分
1問あたりの目安約1分
科目ごとの制限時間なし(65問を65分で自由に配分)

1問あたり約1分という設定は、イタリア医学部入試のなかでもとくに厳しい部類です。知識を思い出すのに時間がかかる問題や、計算に時間を要する問題をどう捌くかで大きく差がつきます。なお、ボルツァーノ校の募集要項では、本試験65分に加えて予備問題7問のための7分が設けられることが明記されています(予備問題は原則として採点に含まれません)。

カトリック大学模試の配点・採点方式

カトリック大学模試の配点は、実際の入試と同じ加点・減点方式です。

項目配点
正答+1点
誤答−0.25点
未解答0点
満点65点

実際の入試では、65点満点中20点以上が合格判定の対象となる最低基準です。ただし、これは最低ラインにすぎず、実際の合否は定員数に対する順位で決まります。

また、カトリック大学にはOFA(Obblighi Formativi Aggiuntivi/追加学習義務)という制度があります。合格しても特定科目の正答率が基準を下回った場合、入学後に補講の受講義務が課されます。基準は校舎によって異なります。

カトリック大学模試の出題範囲

カトリック大学模試の出題範囲は、大学公式の募集要項に添付されたシラバス(Annex A「Scientific knowledge question schedule」)と同一です。ローマ校とボルツァーノ校で内容に違いはありません。

なお公式のAnnex Aが対象としているのは、生物・化学・物理・数学の4科目です。論理的推論・一般教養・倫理宗教文化については、後述のとおり別の形で出題範囲が示されています。

生物(Biology)の出題範囲

生物は18問と、理科のなかで最大の配点を占めます。同点の場合の順位決定でも論理的推論の次に参照されるため、優先度の高い科目です。

分野主な内容
生体化学生体を構成する物質の化学、弱い相互作用の生物学的重要性、生体内に存在する有機分子とそれぞれの機能、酵素の役割
細胞生命の基礎としての細胞、細胞説、細胞の大きさ、原核細胞と真核細胞、動物細胞と植物細胞、ウイルス
細胞膜と細胞小器官細胞膜の構造と機能、膜を介した輸送、細胞構造とその特異的機能
細胞周期と細胞増殖細胞周期、有糸分裂と減数分裂、染色体構成と染色体地図
バイオエネルギクス細胞のエネルギー通貨ATP、生体内の酸化還元反応
エネルギー代謝光合成、解糖系、好気呼吸、発酵
生殖と遺伝生活環、有性生殖と無性生殖
メンデル遺伝学メンデルの法則とその応用
古典遺伝学遺伝の染色体説、遺伝様式のモデル
分子遺伝学DNAの構造と複製、遺伝暗号、タンパク質合成、原核生物のDNA、真核生物の染色体構造、遺伝子と遺伝子発現の調節
ヒト遺伝学単一因子形質・多因子形質の伝達、常染色体性およびX連鎖の遺伝性疾患
バイオテクノロジー組換えDNA技術とその応用
進化遺伝と環境、突然変異、自然選択と人為選択、進化理論、進化の遺伝的基盤
解剖生理動物およびヒトの解剖生理、動物組織、ヒトの器官系・器官の解剖生理とその相互作用、恒常性

化学(Chemistry)の出題範囲

化学は12問です。理論化学・無機化学・有機化学の基礎まで幅広く出題されます。

分野主な内容
物質の構成物質の凝集状態、不均一系と均一系、化合物と元素
気体理想気体の法則
原子構造素粒子、原子番号と質量数、同位体、各元素の電子配置
周期表族と周期、遷移元素、周期的性質(原子半径、イオン化エネルギー、電子親和力、金属性)、電子配置・周期表上の位置・元素の性質の関係
化学結合イオン結合、共有結合、金属結合、結合エネルギー、結合の極性、電気陰性度、分子間結合
無機化学の基礎無機化合物(酸化物、水酸化物、酸、塩)の命名法と主要な性質
化学反応と化学量論原子量・分子量、アボガドロ数、モルの概念とその応用、基本的な化学量論計算、簡単な反応式の係数合わせ、化学反応の種類
溶液水の溶媒としての性質、溶解度、濃度の主な表し方
化学平衡水溶液中の平衡
反応速度化学反応速度論と触媒の基礎
酸化還元酸化数、酸化剤・還元剤の概念、簡単な反応の係数合わせ
酸と塩基酸・塩基の概念、水溶液の酸性・中性・塩基性、pH、加水分解、緩衝溶液
有機化学の基礎炭素原子間の結合、示性式と構造式、異性の概念、脂肪族・脂環式・芳香族炭化水素、官能基(アルコール、エーテル、アミン、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、エステル、アミド)、命名法の基礎

物理(Physics)の出題範囲

物理は数学とあわせて8問です。問題数は少ないものの、出題範囲は高校物理の全域に及びます。OFAの基準では物理4問中2問以上の正解が求められるため、捨て科目にはできません。

分野主な内容
測定直接測定と間接測定、基本量と組立量、物理量の次元、メートル法・CGS単位系・実用単位系(ST)・国際単位系(SI)、単位の名称と関係、接頭語(名称と値)
運動学運動学的諸量、各種の運動(特に等速直線運動と等加速度直線運動)、等速円運動、単振動
力学ベクトルとベクトル演算、力、点まわりの力のモーメント、偶力のモーメント、力のベクトル合成、質量と重さ、重力加速度、密度と比重、万有引力の法則、運動の3法則、仕事、運動エネルギー、位置エネルギー、エネルギー保存則、力積と運動量、運動量保存則
流体力学圧力とその単位(SI以外も含む)、アルキメデスの原理、パスカルの原理、ステヴィンの法則
熱学・熱力学温度測定と熱量測定、比熱、熱容量、熱の伝わり方、状態変化と潜熱、理想気体の法則、熱力学第1法則・第2法則
電磁気クーロンの法則、電場と電位、誘電率、コンデンサー(直列・並列)、直流、オームの法則、キルヒホッフの法則、電気抵抗と抵抗率、抵抗の直列・並列、仕事と電力、ジュール熱、起電力、電磁誘導と交流、電流の作用(熱・化学・磁気)

数学(Mathematics)の出題範囲

数学は物理とあわせて8問です。物理と同様、OFAの基準では数学4問中2問以上の正解が求められます。

分野主な内容
数と代数自然数・整数・有理数・実数、大小比較と順序、位取りと科学的記数法、演算とその性質、比例と百分率、整数・有理数の指数をもつ累乗とその性質、根号とその性質、対数(常用対数・自然対数)とその性質、組合せ論の基礎
式と方程式代数式、多項式、乗法公式、二項定理、因数分解、分数式、1次・2次の方程式と不等式、連立方程式
関数関数の基本概念とグラフ表示(定義域、値域、符号、最大最小、増減など)、基本的な関数(整式・分数式・指数関数・対数関数・三角関数)、合成関数と逆関数、三角方程式と三角不等式
幾何多角形とその性質、円周と円、長さ・面積・体積の測定、平面における等長変換・相似・等積変形、軌跡
三角法角の度数法と弧度法、角の正弦・余弦・正接とその代表値、三角関数の公式、三角形の解法
解析幾何平面の直交座標系、2点間の距離と線分の中点、直線の方程式、平行・垂直条件、点と直線の距離、円・放物線・双曲線・楕円の方程式とグラフ、三平方の定理、ユークリッドの定理(第1・第2)
確率・統計変量の種類に応じた度数分布と主なグラフ表現、試行と事象の概念、確率と頻度

倫理・宗教文化(Ethical-Religious Culture)の対策

カトリック大学の入試で最も特徴的なのが、5問出題される倫理・宗教文化(Ethical-Religious Culture)です。IMATをはじめ他のイタリア医学部入試には見られない、カトリック大学固有の出題分野です。

この分野については、公式のAnnex Aに項目一覧は掲載されていません。募集要項では「倫理・宗教文化の問題に備えるため、受験生は大学が推奨するテキストを参照することができる」とされ、大学公式サイトに推奨文献のリストが掲載されています。

公式に案内されている推奨文献は、以下の3つの教皇文書です。

  • Dignitas Personae(人格の尊厳/生命倫理に関する指針)
  • Caritas in Veritate(真理に根ざした愛/社会回勅)
  • Laudato Si'(ラウダート・シ/環境と人間に関する回勅)

mirunoteのカトリック大学模試では、これらの公式推奨文献で扱われている主題を踏まえ、生命倫理・人間の尊厳・医療と社会・環境と共通善といった観点から出題します。細かな神学的知識を問うのではなく、「医師を志す者として、これらの文書がどのような立場を示しているか」を理解できているかを確認する設問を中心としています。

一般教養(General Knowledge)について

一般教養は2問です。こちらも公式の出題範囲一覧は公開されていません。出題数が少ないため、この分野に多くの学習時間を割くよりも、配点の大きい論理的推論・生物・化学を優先するほうが合理的です。

論理的推論(Logical Reasoning)について

論理的推論は20問と、単一分野としては最大の出題数です。同点の場合の順位決定において最初に参照される分野でもあり、事実上、合否を大きく左右します。

この分野についても公式の項目一覧はありませんが、大学公式サイトでは約3,000問の問題データベース(過去の出題例を含む)が公開されており、これが実質的な出題範囲の目安となります。mirunoteの模試でも、このデータベースに見られる出題形式(数列、条件推論、図形推理、文章の論理関係の把握など)を踏まえて問題を作成しています。

カトリック大学模試の出題基準

mirunoteのカトリック大学模試では、以下の基準をもとに問題を作成・選定しています。

基準内容
頻出問題・重要問題を重視公式シラバス・出題傾向・過去の指導実績をもとに、本番で問われやすい内容を中心に出題します。
奇抜すぎる問題を避ける新傾向に寄せすぎた問題や、再現性の低い問題は出題しません。
難易度は本番同等〜やや難しめ本番前の実戦練習として使える難易度に調整しています。
毎回問題をアップデート最新の傾向と受験者の正答率を踏まえて改善しています。
復習を重視受験後に解説を読み直すことで、頻出テーマや解法パターンを整理できる問題を出題します。

カトリック大学模試の目的は、7分野それぞれについて「取れる問題を取り切れているか」を確認することです。とくに配点の大きい論理的推論と生物で崩れていないか、倫理宗教文化が完全な空白になっていないかを、本番前に把握しておくことが重要です。

カトリック大学模試を受ける意味

カトリック大学の入試は、65分で65問・7分野という構成のため、知識量だけでなく、分野を切り替えながら高速で処理する力が求められます。

入試本番前には、以下の確認が重要です。

  • 65問を65分で解き切るための時間配分(1問あたり約1分の感覚をつかむ)
  • 20問を占める論理的推論の処理速度と正答率
  • 18問を占める生物の知識の正確性(同点時の順位決定でも重視される分野)
  • 化学12問・物理4問・数学4問における計算処理の速さと確実性
  • 倫理・宗教文化5問への対応(公式推奨文献の主題を押さえられているか)
  • −0.25点の減点を踏まえた、解答すべき問題と飛ばすべき問題の判断
  • OFAの基準(科目別の最低正答数)を満たせているかの確認

カトリック大学模試では、これらを本番前に確認できます。

カトリック大学模試の申込方法

カトリック大学模試は、申込ページのフォームからお申し込みいただけます。

申込フォームに必要事項を入力し、クレジットカード決済を完了すると、お申し込み完了です。クレジットカード・デビットカードのほか、Apple Pay・Google Payもご利用いただけます。

申込締切日は試験実施日の7日前、受験料は7,980円(税込)です。

試験3日前になりましたら、受験票をメールまたはLINEでお送りします。

さいごに

今回は、カトリック大学模試(UniCatt)の試験科目・出題範囲・出題基準を解説しました。

カトリック大学の入試は、65分65問という極めてタイトな時間設定に加え、倫理・宗教文化という独自分野を含む7分野構成です。他大学の対策をそのまま流用しても対応しきれない部分があり、カトリック大学に特化した準備が必要になります。

また、年度ごとの過去問は公開されておらず、公式データベースやシミュレーターは出願後にしか利用できません。出願前の段階で本番と同じ形式・同じ時間で演習を積めるかどうかが、対策の質を左右します。

本模試を活用して、7分野をまたぐ時間配分と、倫理宗教文化を含めた総合的な対策を仕上げ、自信を持って試験本番を迎えてください。

この試験そのものの情報、実際の模試の申込、その先の入試対策については、以下のページをご覧ください。

CONSULTATION / TRIAL LESSON

イタリア医学部を目指す第一歩を、
ここから。

高校生・既卒生・大学生・社会人の方、保護者の方も。
大学選びや勉強、出願の疑問を、30分の無料個別説明会でお聞かせください。

無料個別説明会体験授業