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MIRUNOTE GUIDE

サンラファエル大学入試対策|UniSR Test攻略・科目別対策

このページの内容
  1. サンラファエル大学入試対策の特徴
  2. UniSR Testの試験概要
  3. 合格するために必要な能力
  4. 分野別の対策方法
  5. 解答戦略と時間配分
  6. 合格までの勉強スケジュール
  7. よくある質問
  8. mirunoteのサンラファエル大学対策サポート
  9. あわせて読みたい

SAN RAFFAELE|ADMISSION STRATEGY

サンラファエル大学(Università Vita-Salute San Raffaele)に合格するための入試対策をまとめました。60問中36問が論理・問題解決・英文読解というこの試験では、理科の知識量だけでは順位が伸びません。何をどう鍛えるべきかを解説します。

この記事で分かること

本記事の信頼性

mirunote個別指導講師

mirunote共同代表・個別指導塾長。当サイトでは、イタリア医学部入試の情報や点数の上げ方・ノウハウを発信しています。プロフィールはこちら。

サンラファエル大学は、ミラノにある私立大学です。併設のSan Raffaele Hospitalはイタリア有数の研究病院であり、医学部英語コース(International MD Program)は研究志向の強いプログラムとして知られています。

この大学の入試対策で最初に理解しておくべきなのは、これが理科の試験ではないということです。

60問のうち36問、つまり6割が論理・問題解決・英文読解です。理科4科目はあわせて24問にすぎません。IMATのように生物や化学を固めれば順位が上がる試験ではないのです。

さらに対策を難しくしているのが、大学が公式シラバスを公開していないという点です。「入試対策のための特定のシラバスはありません」と明言されており、過去問も公開されていません。

この記事では、範囲が示されていないこの試験に対してどう準備を組み立てるべきかを、分野別に解説します。

大学そのものについて知りたい方へ

教育内容、学費、キャンパス、学生生活といった大学そのものの情報は、大学完全ガイドにまとめています。

サンラファエル大学入試対策の特徴

① 論理と読解が6割を占める

論理・問題解決・英文読解で36問。さらに同点の場合、最初に比較されるのもこの分野の得点です。

出題数でも同点判定でも最重視されていることから、大学がこの能力を選抜の中心に据えていることが読み取れます。

② 公式の出題範囲が存在しない

大学は公式サイトで「入試対策のための特定のシラバスはありません。理科科目の水準は、高校課程を修了した学生に求められる水準です」と明記しています。

つまり理科は高校卒業程度、それ以上の指定はないというのが公式の立場です。範囲を絞り込む手がかりがないため、基礎を広く固める方針が現実的になります。

③ 年2回受験でき、良いほうの点数が採用される

入試は年に2回実施され、1回分の出願料で両方を受験できます。順位表の作成には良いほうの点数のみが使われ、悪いほうの点数が不利に働くことはありません。

これは戦略設計に大きく影響します。詳しくは後述します。

UniSR Testの試験概要

試験形式・問題数・配点・出願方法といった試験そのものの詳細は、別ページで解説しています。

UniSR Testの試験形式を確認する

問題数の内訳、採点方式、同点時の判定、オンライン受験の流れなどは、以下のページにまとめています。

→ サンラファエル大学(UniSR)の入試とは?試験科目・問題数・出題範囲・対策方法を解説

合格するために必要な能力

分野求められる能力
論理・問題解決(36問に含まれる)前提から結論を導く力、条件の整理、数量関係の処理、データの解釈、図形の空間把握
英文読解(36問に含まれる)学術英語の語彙処理、要旨把握、必要情報の高速検索、論理構造の把握、根拠に基づく推論
生物・化学・数学・物理(24問)高校卒業程度の基礎知識と、それを短時間で正確に適用する力

「知識」より「処理」が問われる試験

この試験の性格を一言で表すなら、覚えた量ではなく、その場で考える速度を測る試験です。

論理と読解の36問は、暗記でカバーできません。理科24問についても、公式が「高校卒業程度」と示している以上、難問を解く力より、基礎を確実かつ高速に処理する力が求められます。

この性格を理解しないまま、理科の細かい知識を詰め込む方向に時間を使ってしまうのが、UniSR対策で最も多い失敗パターンです。

分野別の対策方法

Logic / Problem Solving(論理・問題解決)の対策

出題されやすい形式

  • 前提と結論の関係、命題の否定や対偶を扱う問題
  • 複数の条件から確定できる事実を特定する問題
  • 割合・比・速さ・濃度などの数量関係を扱う問題
  • 数列の規則性を見つける問題
  • 表やグラフから数値を読み取り、比較・計算する問題
  • 図形の展開・回転・鏡像、パターンの規則性

優先順位

最優先です。36問という出題数に加え、同点時にも最初に参照されます。対策時間の配分も、これに見合ったものにしてください。

勉強方法

この分野は短期間で伸ばすのが難しく、毎日の積み重ねが素直に反映されます。1日10〜15問でよいので、途切れさせないことが最も重要です。

解き終わったら、間違えた原因を「条件の読み落とし」「立式の誤り」「計算ミス」「時間切れ」に分類する習慣をつけてください。原因の傾向が見えると、何を練習すべきかが具体的になります。

注意点

解けるようになることと、時間内に解けることは別です。慣れてきた段階で必ず時間を計り、1問あたり1分20秒のペースに耐えられるかを確認してください。

Reading Comprehension(英文読解)の対策

出題されやすい形式

  • 英文の要旨や筆者の主張を特定する問題
  • 本文中の特定情報を探す問題
  • 段落どうしの関係を問う問題
  • 文脈から語義を判断する問題
  • 本文に明示されていない内容を推論する問題

勉強方法

英語力そのものより、読み方の技術が問われます。設問を先に読み、必要な情報がありそうな箇所を特定してから読む。この順序を習慣化してください。

素材は、科学系の英文記事や英語資格試験の読解問題で十分です。医学の専門知識は必要ありません。

注意点

日本語に訳しながら読む癖があると、確実に時間が足りません。英語のまま意味を取る訓練を、対策の早い段階から始めてください。

Biology(生物)の対策

出題されやすい分野

  • 細胞の構造と機能、細胞膜と物質輸送
  • 代謝(光合成、解糖系、呼吸、発酵)
  • 遺伝とDNA、タンパク質合成
  • ヒトの器官系と恒常性

優先順位・勉強方法

理科24問の内訳は公表されていないため、どの科目が何問出ても対応できる状態にしておく必要があります。

生物は範囲が広いぶん、深追いせず高校卒業程度の主要分野を一通り押さえることを目標にしてください。

注意点

IMATのように生物へ大量の時間を投じるのは、この試験では効率がよくありません。24問全体のなかの一部であることを念頭に置いてください。

Chemistry(化学)の対策

出題されやすい分野

  • 原子構造と周期表
  • 化学結合
  • モルと化学反応式
  • 酸と塩基、pH
  • 酸化還元
  • 有機化学の官能基

優先順位・勉強方法

理論化学を中心に、基本的な計算が素早くできる状態を目指します。複雑な計算問題より、典型的な計算を確実に処理できることが重要です。

注意点

1問あたり1分20秒という制約のなかでは、時間のかかる計算問題は後回しにする判断も必要になります。

Mathematics / Physics(数学・物理)の対策

出題されやすい分野

  • 数学|方程式と不等式、関数とグラフ、確率と統計、三角比、座標平面
  • 物理|運動学、力学、圧力と浮力、熱、電気回路

優先順位・勉強方法

基本問題を確実に取ることを目標にしてください。難問対策の優先度は低く設定して問題ありません。

なお、数学の基礎力は論理・問題解決セクションの数的処理にも直結します。数学の学習は、実質的に2つの分野に効くという点は意識しておくとよいでしょう。

注意点

物理を苦手にしている場合でも、24問のなかの一部であるため致命傷にはなりにくい構成です。ただし完全な捨て科目にすると、本番でその科目が多めに出題された場合のリスクが残ります。

解答戦略と時間配分

60問を80分、1問あたり約1分20秒というペースです。誤答は減点されるため、解答するかどうかの判断も必要になります。

状況判断
答えが分かる解答する
2択まで絞れた解答する
まったく手がかりがない空欄で残す
時間がかかりそうな計算問題印をつけて飛ばし、後で戻る

論理・読解に十分な時間を残す

配点の6割を占める分野に、焦って取り組む状況を作らないことが重要です。

理科の計算問題に時間を吸われて、論理・読解を駆け足で処理することになると、最も配点の大きい部分で失点します。

年2回の受験機会を戦略に組み込む

良いほうの点数が採用される仕組みのため、1回目を実戦経験の場として位置づけることができます。

ただし1回目を捨てるという意味ではありません。本気で臨んだうえで、時間配分の課題や弱点分野を洗い出し、2回目までに修正する。この使い方が最も効果的です。

合格までの勉強スケジュール

6か月前|基礎固めの時期

  • 論理・問題解決の演習を毎日始める(最優先)
  • 英文を毎日読む習慣をつくる
  • 理科4科目を高校卒業程度で一通り確認する
  • 数学の基礎を固める(論理の数的処理にも効く)

この時期に最も重要なのは、論理と読解を最初に始めることです。これらは直前期に一気に伸ばせない分野だからです。

3か月前|問題演習の時期

  • 論理・読解の演習量を増やし、時間を計り始める
  • 理科4科目の弱点分野を潰す
  • 英文読解のスピードを測定し、目標ペースを設定する
  • 間違えた問題を分類し、傾向を把握する

1か月前|実戦演習の時期

  • 本番と同じ60問80分で通しの演習を行う
  • 論理36問と理科24問の時間配分を確定させる
  • 飛ばす判断、空欄で残す判断の基準を固める
  • オンライン受験の環境と操作に慣れておく

※ 年2回の受験を前提とする場合、1回目までに上記を一巡させ、1回目の結果を踏まえて2回目までの2〜4週間で弱点を修正する組み立てが現実的です。

よくある質問

Q
公式の出題範囲はどこで確認できますか?
A

公開されていません。大学公式サイトには「入試対策のための特定のシラバスはありません。理科科目の水準は高校課程を修了した学生に求められる水準です」と明記されています。

そのため、理科は高校卒業程度の基礎を広く固める方針が現実的です。

Q
理科4科目の内訳は分かりますか?
A

公表されていません。募集要項には「理科科目(生物・化学・数学・物理)に関する24問」とのみ記載されています。

どの科目が何問出ても対応できるよう、4科目とも基礎を押さえておく必要があります。

Q
論理対策は何から始めればいいですか?
A

毎日一定量を解き続けることが最も重要です。1日10〜15問で構いません。

間違えた原因を「条件の読み落とし」「立式の誤り」「計算ミス」「時間切れ」に分類していくと、何を練習すべきかが具体的になります。

Q
年2回受験する場合、1回目はどう位置づけるべきですか?
A

本気で臨んだうえで、課題を洗い出す場として使うのが効果的です。

良いほうの点数が採用されるため1回目のリスクはありませんが、手を抜くと得られる情報も減ります。

Q
面接はありますか?
A

ありません。募集要項に面接や口述試験の規定はなく、選抜は筆記試験の順位のみで行われます。

mirunoteのサンラファエル大学対策サポート

公式シラバスも過去問も公開されていないUniSRの入試では、本番と同じ構成・同じ時間で解く経験をどこで積むかが課題になります。

mirunoteでは、公式募集要項が定める試験構成をそのまま再現した模試のほか、オリジナル教材と個別指導をご用意しています。論理36問と理科24問というバランスを本番前に体験しておくことで、時間配分の設計が具体的になります。

本番形式で実践力を確認するには、模試の活用が有効です。どのような問題が、どの範囲から、どういう基準で出題されるのかはサンラファエル大学模試とは?試験科目・出題範囲・出題基準にまとめています。

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