イタリア医学部入試対策
オンライン個別指導・留学サポート

無料個別説明会
MENU

MIRUNOTE GUIDE

サンラファエル大学(UniSR)の入試とは?試験科目・問題数・出題範囲・対策方法を解説

このページの内容
  1. サンラファエル大学とはどんな大学か
  2. UniSR入試の試験形式・問題数
  3. 配点と順位の決まり方
  4. UniSR入試の出題範囲
  5. 出願から結果発表までの流れ
  6. UniSR入試の対策方法
  7. よくある質問
  8. UniSR入試を本番形式で体験する
  9. あわせて読みたい
  10. UniSR入試を実施している大学について
  11. 次のステップ:UniSR入試の対策方法を確認する

UNISR|EXAM INFORMATION

サンラファエル大学(Università Vita-Salute San Raffaele)は、ミラノにある私立大学です。医学部英語コース(International MD Program)の入試は、60問中36問が論理・問題解決・英文読解という、イタリア医学部入試のなかでも際立って論理重視の構成が特徴です。

この記事で分かること

本記事の信頼性

mirunote個別指導講師

mirunote共同代表・個別指導塾長。当サイトでは、イタリア医学部入試の情報や点数の上げ方・ノウハウを発信しています。プロフィールはこちら。

サンラファエル大学の医学部英語コースは、ミラノの大規模研究病院San Raffaele Hospital を基盤とする、研究志向の強いプログラムです。

その入試は、他のイタリア医学部とは対策の方向性が大きく異なります。理科の知識量で押し切れる試験ではなく、論理的思考力と英文読解力が合否を左右する試験だからです。

この記事では、サンラファエル大学の入試がどのような試験なのか、試験科目・問題数・配点・出題範囲、そして対策方法までを、大学公式の募集要項に基づいて解説します。

サンラファエル大学とはどんな大学か

サンラファエル大学(Università Vita-Salute San Raffaele、通称UniSR)は、ミラノに本拠を置く私立大学です。併設のSan Raffaele Hospitalはイタリア有数の研究病院であり、臨床と研究の距離が近い環境が特徴とされています。

医学部の英語コースは International MD Program(IMDP)と呼ばれ、講義はすべて英語で行われます。

項目内容
大学名Università Vita-Salute San Raffaele(UniSR)
所在地ミラノ
課程名International MD Program(IMDP)
講義言語英語
入試形式英語による筆記試験(オンライン・遠隔監督あり)
問題数・試験時間60問・80分
満点60点
面接なし(筆記試験の順位のみで選抜)

講義は英語ですが、入学後にはC1の英語証明が必要です

受験時点で語学証明は必須ではありませんが、合格後の入学手続きにあたっては、CEFR C1相当の英語能力証明の提出が求められます。出願を検討する段階から、証明の取得計画を立てておくことをおすすめします。

UniSR入試の試験形式・問題数

入試はすべて英語で実施され、合計60問・80分です。

試験科目問題数全体に占める割合
Logic, Problem Solving and Reading Comprehension
(論理・問題解決・英文読解)
36問60%
Biology, Chemistry, Mathematics and Physics
(生物・化学・数学・物理)
24問40%
合計60問100%

理科4科目の内訳(生物◯問・化学◯問…)は、公式には示されていません。募集要項には「理科科目(生物・化学・数学・物理)に関する24問」とのみ記載されています。

試験後に7問の予備問題があります

本試験の80分が終了した後、受験者は7問の予備問題に解答します。これは、後日いずれかの設問に不備が判明した場合に差し替えるためのもので、原則として採点には含まれません。

年に2回の受験機会があり、良いほうの点数が採用されます

UniSRの入試は年に2回実施され、1回分の出願料で両方を受験できます。順位表の作成には、2回のうち良いほうの点数のみが使われます。

1回目で思うような点数が取れなくても、2回目で挽回できる仕組みです。ただし、それは他の受験生にとっても同じ条件である点には留意してください。

配点と順位の決まり方

項目配点
正答+1点
誤答−0.25点
未解答0点
満点60点

合格の最低基準点はありません

UniSRの入試には、足切りとなる最低基準点は設定されていません。合否は、定員に対する順位のみで決まります。

同点だった場合の順位

同点の場合は、以下の順に得点が比較されます。

  • ① 論理・問題解決
  • ② 英文読解
  • ③ 生物
  • ④ 化学
  • ⑤ 数学
  • ⑥ 物理

それでも同点の場合は、年少者が優先されます。

同点時に最初に参照されるのが論理・問題解決である点は、この試験の性格をよく表しています。出題数でも同点判定でも、論理が最重視されています。

減点方式を踏まえた解答戦略

誤答は−0.25点の減点です。まったく手がかりのない問題を当てずっぽうで埋めるのは不利になります。

一方で、選択肢を2つ程度まで絞り込めているなら、解答したほうが期待値は高くなります。80分で60問というペースのなかで、この判断を素早く下せるかが得点に影響します。

UniSR入試の出題範囲

【重要】サンラファエル大学は、入試対策用の公式シラバスを公開していません。大学公式サイトには「入試対策のための特定のシラバスはありません。理科科目の水準は、高校課程を修了した学生に求められる水準です」と明記されています。以下は、この公式方針と出題傾向をもとにmirunoteが整理した内容であり、大学が公表した公式シラバスではありません。

公式に示されているのは、次の2点のみです。

  • 理科科目の水準は高校卒業程度であること
  • 試験はすべて英語で実施され、イタリア語の能力は問われないこと

出題される領域を整理すると、以下のようになります。

試験科目主な出題分野
論理・問題解決論理的推論(前提と結論、命題、三段論法)、条件推論、数的処理、データ解釈、図形推理
英文読解要旨把握、情報検索、段落間の論理関係、推論、語彙と文構造
生物生体分子と酵素、細胞と細胞小器官、代謝、細胞分裂、遺伝、分子生物学、人体の器官系、進化
化学原子構造と周期表、化学結合、物質量と化学反応、化学平衡、酸と塩基、酸化還元、有機化学の基礎
数学数と式、方程式と不等式、関数とグラフ、幾何、確率と統計
物理測定と単位、運動学、力学、流体、熱、電磁気

※ 各分野のより詳細な項目は、サンラファエル大学模試とは?試験科目・出題範囲・出題基準も解説にまとめています。

出願から結果発表までの流れ

段階内容
① 出願登録大学のAdmission Portalから出願します。出願料は2回の受験分を含みます。
② 受験セッションの予約指定された期間内に受験セッションを予約します。
③ 技術チェック試験前に、使用する機器と通信環境の確認(check requirement)が行われます。
④ 受験自宅からオンラインで受験します。遠隔監督(ProctorExam)のもとで実施されます。
⑤ 録画の確認試験後、録画映像による事後確認が行われます。
⑥ 結果の確認Admission Portalの個人ページで自分の点数を確認できます。
⑦ 順位表の公表2回の受験のうち良いほうの点数で順位表が作成されます。

通信が5分以上途切れると失格になる場合があります

オンライン受験のため、通信環境の安定性が重要です。募集要項では、受験者側の機器や回線の問題により5分を超える接続断が生じた場合の扱いについて定めがあります。

有線接続の利用、他の端末の通信停止、電源の確保など、当日のトラブルを避ける準備をしておいてください。

※ 出願期限・試験日は年度ごとに異なります。必ず大学公式サイトの最新のCall for Admissionをご確認ください。

過去問は公開されていません

UniSRは医学部英語コースの過去問を公開していません。問題は大学が所有し、第三者が管理するデータベースからランダムに抽出される仕組みになっているためです。

大学公式の有料シミュレーターは提供されていますが、実際の試験問題そのものではありません。

UniSR入試の対策方法

① 論理・問題解決・英文読解の36問を最優先にする

全体の6割を占め、同点時にも最初に参照される分野です。ここが崩れると、理科がどれだけできても順位は伸びません。

この分野は知識ではなく処理能力が問われるため、短期間で一気に伸ばすことが難しい領域でもあります。対策の初期段階から、毎日一定量に触れ続けることをおすすめします。

② 英語で読み切るスピードを鍛える

80分で60問、1問あたり約1分20秒というペースです。英文を日本語に訳しながら読んでいては間に合いません。

英語のまま意味を取るトレーニングと、設問から先に読んで必要な情報を拾う読み方の練習が有効です。

③ 理科24問はどの科目にも穴を作らない

公式に科目別の内訳が示されていないということは、どの科目が何問出ても対応できる状態にしておく必要があるということです。

生物だけ、化学だけを固めるのではなく、4科目とも高校卒業程度の内容を一通り押さえておくのが安全です。

④ 2回受験できる前提でスケジュールを組む

1回目を「本番形式の実戦経験」と位置づけ、2回目に照準を合わせる戦略も取れます。ただし1回目を捨てるのではなく、本気で臨んだうえで課題を洗い出すことが前提です。

⑤ オンライン受験の環境に慣れておく

自宅からの遠隔監督つきオンライン受験は、会場受験とは緊張の質が異なります。画面上で問題を読み、時間を管理する感覚に慣れておくことが重要です。

よくある質問

Q
UniSRの入試に面接はありますか?
A

ありません。募集要項には面接や口述試験に関する規定がなく、選抜は筆記試験の順位のみで行われます。

Q
公式の出題範囲はありますか?
A

ありません。大学公式サイトに「入試対策のための特定のシラバスはありません」と明記されています。理科の水準は高校卒業程度とされています。

そのため、出題範囲は公開情報と出題傾向から推定するほかありません。

Q
過去問は手に入りますか?
A

公開されていません。問題は大学が所有し、第三者が管理するデータベースからランダムに抽出される仕組みのためです。

大学公式の有料シミュレーターはありますが、実際の試験問題ではありません。

Q
年に2回受験した場合、点数はどう扱われますか?
A

2回のうち良いほうの点数のみが順位表の作成に使われます。悪いほうの点数が不利に働くことはありません。

Q
イタリア語は必要ですか?
A

入試では問われません。試験はすべて英語で実施されます。

ただし入学後、臨床実習で患者と接する段階ではイタリア語が必要になるため、在学中の学習計画には織り込んでおいてください。

Q
IMATとの併願はできますか?
A

できます。ただし試験形式が大きく異なる点には注意が必要です。

IMATは60問中23問が生物という理科重視の試験ですが、UniSRは60問中36問が論理・読解です。併願する場合は、両方の形式に対応した準備が必要になります。

UniSR入試を本番形式で体験する

公式シラバスも過去問も公開されていないUniSRの入試では、本番と同じ構成・同じ時間で解く経験を積めるかどうかが、対策の質を大きく左右します。

mirunoteでは、公式募集要項が定める試験構成をそのまま再現したサンラファエル大学模試を実施しています。論理36問と理科24問というバランスをそのまま体験できます。

UniSR入試を実施している大学について

この入試を実施しているのは、ミラノのサンラファエル大学です。併設の研究病院を基盤とした、研究志向の強いプログラムです。

教育内容、カリキュラム、学費、生活費、都市の情報、卒業後の進路は、大学完全ガイドにまとめています。

次のステップ:UniSR入試の対策方法を確認する

UniSR入試がどのような試験かを理解できたら、次は「どう合格するか」です。サンラファエル大学の入試で求められる能力を分解し、科目別の勉強法と本番までの学習スケジュールを解説しています。

CONSULTATION / TRIAL LESSON

イタリア医学部を目指す第一歩を、
ここから。

高校生・既卒生・大学生・社会人の方、保護者の方も。
大学選びや勉強、出願の疑問を、30分の無料個別説明会でお聞かせください。

無料個別説明会体験授業