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ユニカミラス大学(UniCamillus)の入試とは?試験科目・面接・出題範囲・対策方法を解説

このページの内容
  1. ユニカミラス大学とはどんな大学か
  2. EU枠とNon-EU枠で入試がまったく異なります
  3. Non-EU枠の筆記試験(IRT-3)
  4. Non-EU枠の口述試験(面接)
  5. 配点と順位の決まり方
  6. 出願から結果発表までの流れ
  7. UniCamillus入試の対策方法
  8. よくある質問
  9. UniCamillus入試を筆記・面接の両面から準備する
  10. あわせて読みたい
  11. UniCamillus入試を実施している大学について
  12. 次のステップ:UniCamillus入試の対策方法を確認する

UNICAMILLUS|EXAM INFORMATION

ユニカミラス大学(Saint Camillus International University of Health Sciences)は、ローマにある医療系専門の私立大学です。Non-EU枠の入試は筆記試験と口述試験(面接)の2段階で構成され、面接の配点のほうが大きいという、他大学にはない選抜方式が特徴です。

この記事で分かること

本記事の信頼性

mirunote個別指導講師

mirunote共同代表・個別指導塾長。当サイトでは、イタリア医学部入試の情報や点数の上げ方・ノウハウを発信しています。プロフィールはこちら。

ユニカミラス大学は、ローマにある医療系に特化した私立大学です。国際保健を掲げ、世界各国からの学生を受け入れています。

この大学の入試には、他のイタリア医学部と根本的に異なる点が2つあります。

1つは、合否が筆記試験と口述試験(面接)の合計で決まり、しかも面接の配点のほうが大きいこと。もう1つは、Non-EU枠の筆記試験に生物・化学・物理・数学の問題が一切出題されないことです。

この構造を知らないまま、他大学と同じように理科の暗記中心で準備を進めると、対策の方向性を大きく誤ることになります。

この記事では、ユニカミラス大学の入試がどのような試験なのか、筆記と面接それぞれの内容、配点、そして対策方法までを、大学公式の募集要項に基づいて解説します。

ユニカミラス大学とはどんな大学か

ユニカミラス大学(Saint Camillus International University of Health Sciences、通称UniCamillus)は、ローマにある医療系専門の私立大学です。医学部のほか、看護学、理学療法、放射線技術などの課程を持っています。

項目内容
大学名Saint Camillus International University of Health Sciences
所在地ローマ
講義言語英語
選抜方法(Non-EU枠)筆記試験(IRT-3)+口述試験(面接)
筆記試験51問(Verbal / Numerical / Abstract Reasoning 各17問)
筆記の配点0〜51点
面接の配点0〜69点
合計120点

EU枠とNon-EU枠で入試がまったく異なります

【最重要】ユニカミラス大学は、EU枠とNon-EU枠で試験内容がまったく別物です。インターネット上には両者を混同した情報が多く流通しています。日本から出願する多くの方はNon-EU枠に該当するため、どちらの情報を見ているのかを必ず確認してください。

項目Non-EU枠(イタリア国外在住)EU枠
筆記試験の形式IRT-3(適性検査)理科中心の知識試験
筆記の出題科目言語推論・数的推論・抽象推論生物・化学・物理など
筆記の問題数51問(17問×3セクション)60問
理科の出題筆記には一切なし(面接で問われる)あり
口述試験(面接)あり(0〜69点)-
合計配点120点(筆記51+面接69)90点

つまりNon-EU枠では、筆記試験で理科の知識はまったく問われません。理科が問われるのは面接のなかだけです。

「Biology 15問、Chemistry 15問、Physics 15問」といった情報を目にした場合、それはEU枠の募集要項に基づくものです。Non-EU枠の対策には使えません。

以下、本記事ではNon-EU枠の入試について解説します。

Non-EU枠の筆記試験(IRT-3)

ユニカミラス大学のNon-EU枠の筆記試験は、英語で実施されるコンピューターベースの「Internet Reasoning Test − 3(IRT-3)」です。

これは知識を問う試験ではなく、思考力を測る適性検査です。3つのセクションに分かれ、それぞれ17問が出題されます。

セクション測定する能力問題数配点
Verbal Reasoning(IRT3V)基礎的な語彙力、言語運用能力、言葉を使って推論する力17問0〜17点
Numerical Reasoning(IRT3N)数を論理的かつ効率的に扱う力17問0〜17点
Abstract Reasoning(IRT3A)抽象的な論理課題を理解し、これまでの経験の外にある新しい情報を扱う力17問0〜17点
合計-51問0〜51点

各セクションの測定内容は、公式募集要項に記載されているとおりです。

公式に示されていない情報

Non-EU枠の募集要項には、以下の情報が記載されていません。推測で埋めることは避け、公表されていない事実はそのままお伝えします。

項目公式の記載
筆記試験の制限時間「定められた時間内に」とのみ記載。具体的な分数は非公表
正答・誤答・未解答の配点記載なし。減点方式かどうかも非公表
科目別の出題範囲(シラバス)記載なし。IRT-3は適性検査のため、構造上シラバスが存在しない
合格の最低基準点記載なし。合否は定員に対する順位で決定
過去問公開されていない

Non-EU枠の口述試験(面接)

ユニカミラス大学の口述試験は、英語によるオンライン面接です。配点は0〜69点と、入試全体の約58%を占めます。

公式に示されている面接の内容

募集要項には、面接で評価される範囲について次のように記載されています。

面接では、一般教養、および生物・化学・物理・数学の知識が評価されます。(大学公式募集要項 Article 3 の記載に基づく)

つまり、筆記試験で出題されなかった理科・数学の知識は、この面接のなかで問われることになります。数学にいたっては、面接でしか登場しません。

項目公式に記載されている内容
実施言語英語
実施方法オンライン
評価対象一般教養、生物・化学・物理・数学の知識
配点0〜69点
所要時間記載なし(非公表)
評価基準の内訳記載なし(非公表)
質問例記載なし(非公表)

※ 面接の所要時間、69点の配分方法、具体的な質問例は、いずれも公式には公表されていません。インターネット上には受験者の体験談としてさまざまな情報がありますが、公式の裏づけがあるものではない点にご留意ください。

筆記と面接の両方を受けないと成績が無効になります

募集要項には、筆記と口述の両方を受験しなければ有効な成績とはならないと明記されています。どちらか一方のみの受験では順位がつきません。

配点と順位の決まり方

試験配点
筆記試験(IRT-3)0〜51点
口述試験(面接)0〜69点
合計120点

注目すべきは、面接の配点が筆記試験を上回っている点です。入試全体の約58%を面接が占めています。

同点だった場合の順位

同点の場合は、口述試験の得点が高い受験生が上位となります。さらに同点の場合は年少者が優先されます。

ここでも面接が決め手になります。配点でも同点判定でも面接が重視されており、面接対策なしに合格を狙うのは現実的ではありません。

合格の最低基準点はありません

Non-EU枠の募集要項には、絶対的な合格点は示されていません。合否は定員に対する順位で決まります。定員に届かなかった場合も、繰り上げ(sliding procedure)の対象となる場合があります。

出願から結果発表までの流れ

段階内容
① 出願登録GOMPシステムから受験登録を行います。
② 筆記試験指定された期間内にIRT-3を受験します。
③ 口述試験筆記試験の後、指定された期間内にオンラインで面接を受けます。
④ 結果発表大学公式サイトで、匿名性を保った形で結果が公表されます。
⑤ 順位の確認登録時に発行された提出コードで自分の結果を確認します。
⑥ 入学手続き定員内に入った受験生が「admitted」となり、入学手続きに進みます。

※ 出願期限・試験日・定員は年度ごとに異なります。必ず大学公式サイトの最新の募集要項をご確認ください。また募集要項には、法的な解釈においてはイタリア語版が正本である旨が記載されています。

筆記から面接までの期間が短い点に注意

筆記試験の実施期間と口述試験の実施期間は、数日から2週間程度しか空かないのが通例です。

筆記が終わってから面接対策を始めるのでは間に合いません。出願の段階から、面接を見据えた準備を並行して進めておく必要があります。

UniCamillus入試の対策方法

① 筆記は「知識」ではなく「形式への慣れ」で対策する

IRT-3は適性検査であり、暗記で点が上がる試験ではありません。対策の中心は、出題形式に慣れて処理速度を上げることです。

言語推論(語彙・アナロジー・言語による推論)、数的推論(割合・数列・データ解釈)、抽象推論(図形系列・行列推理・図形の回転や鏡像)。いずれも初見では時間が足りなくなりやすい形式です。

② 理科・数学は「英語で説明できる」状態にする

面接で問われるのは、筆記のように選択肢から選ぶ形式ではありません。英語で、口頭で、筋道立てて説明する必要があります。

日本語で理解しているだけでは不十分です。細胞の構造、DNAの複製、酸塩基、オームの法則といった高校レベルの基本事項を、英語で簡潔に説明する練習を積んでください。

③ 実際に録画して客観的に確認する

面接対策で最も効果があるのは、自分の回答を実際に録画・録音して見直すことです。

知識があっても、カメラの前で英語を話す経験がないと、本番で言葉が出てきません。沈黙の長さ、話す速度、結論から述べられているか。これらは録画して初めて自覚できます。

④ 面接を「配点58%の本番」として準備する

多くの受験生が、筆記対策に時間の大半を使い、面接を後回しにします。しかし配点で見れば、面接のほうが重いのが事実です。

筆記と面接に、少なくとも配点に見合った時間配分で取り組むことをおすすめします。

⑤ オンライン環境を整えておく

筆記も面接もオンラインで実施されます。安定した通信環境、静かな受験場所、カメラとマイクの動作確認は、事前に済ませておいてください。

よくある質問

Q
Non-EU枠の筆記試験に理科は出ますか?
A

出ません。Non-EU枠の筆記試験はIRT-3という適性検査で、Verbal / Numerical / Abstract Reasoning の3セクションのみです。

生物・化学・物理・数学の知識は、筆記ではなく面接のなかで問われます。

Q
「Biology 15問、Chemistry 15問、Physics 15問」という情報を見たのですが?
A

それはEU枠の募集要項に基づく情報です。Non-EU枠の入試とは別の試験です。

日本から出願する多くの方はNon-EU枠に該当します。情報を参照する際は、どちらの枠のものかを必ず確認してください。

Q
筆記試験の制限時間は何分ですか?
A

Non-EU枠の募集要項には「定められた時間内に」とのみ記載されており、具体的な分数は公表されていません。

推測でお伝えすることは避けます。受験前に大学から案内される情報をご確認ください。

Q
面接ではどのような質問がされますか?
A

公式に示されているのは「一般教養、および生物・化学・物理・数学の知識が評価される」という範囲のみで、具体的な質問例は公表されていません。

評価基準の内訳や所要時間も非公表です。インターネット上の体験談は公式の裏づけがない点にご留意ください。

Q
面接は録画提出ですか、それとも対面ですか?
A

募集要項には「オンラインで実施される」とのみ記載されており、ライブ形式か録画提出かは明記されていません。

受験前に大学から案内される情報をご確認ください。

Q
筆記だけ受験して面接を受けなかった場合はどうなりますか?
A

成績が無効になります。募集要項には「筆記と口述の両方を受験しなければ有効な成績とならない」と明記されています。

UniCamillus入試を筆記・面接の両面から準備する

ユニカミラス大学の入試は、筆記が適性検査、合否の大半が面接という、他大学とはまったく異なる構造です。公表されている情報も少なく、準備の手がかりが乏しいのが実情です。

mirunoteでは、本番と同じ51問(Verbal / Numerical / Abstract 各17問)の筆記試験対策に加えて、口述試験を想定した面接試験対策もご提供しています。想定質問に対する回答をご自身で録画・録音して提出いただき、内容と話し方の両面から改善点を確認できます。

UniCamillus入試を実施している大学について

この入試を実施しているのは、ローマのユニカミラス大学です。国際保健を掲げ、世界各国から学生を受け入れている医療系専門の大学です。

教育内容、カリキュラム、学費、生活費、都市の情報、卒業後の進路は、大学完全ガイドにまとめています。

次のステップ:UniCamillus入試の対策方法を確認する

UniCamillus入試がどのような試験かを理解できたら、次は「どう合格するか」です。ユニカミラス大学の入試で求められる能力を分解し、科目別の勉強法と本番までの学習スケジュールを解説しています。

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